FBI WAY 世界最強の仕事術
あらすじ/作品情報
元FBI特別捜査官が教える世界最高機関の仕事の流儀・8つのコア・バリュー・7つのC・5つのメダル「フランクは、ドラマチックな最前線の物語と解説を通して、 シンプルだが本質的なFBIの価値観を私たちの生活の中に活かす方法としてを示している」 by ロバート・デ・ニーロ「FBIの仕事の質、倫理性の高さは群を抜いている。広く見習われるべきである」 ワシントン・ポスト紙 記者デブリン・バレットほか、元国防長官、元CIA長官、NBCニュース・主任外交編集委員、元共和党全国委員会議長などが絶賛!FBIは予算・技術・武器などの外的要素によってではなく、常に全員に内面的な優秀さを求める行動模範を作り上げ、それを局員に注入することで素晴らしい成果を残してきた。ここには深い意味がある。私が「自分たちを高い水準に保ち続けた」と言えるのは、FBI局員が殺人犯・窃盗犯・スパイを追うのと同じ情熱で自分の内面を律していることを知っているからだ。建物は建て直され、リーダーは替わるかもしれない。だが、捜査官たちが、FBIアカデミーに入った瞬間から注入される行動模範を、類まれなハイレベルで実践しているということこそがFBIの本質であり、この本質は変わらない。私はこれを【FBI WAY】と呼ぶ。本書では、FBIがどのように高い実績をあげているのかを明らかにしている。情報・警察・軍事の世界には、「ホット・ウィッュ」という言葉がある。戦術的な作戦・訓練・危機的な事象の直後に、何がうまくいって、何がまずかったのかを話し合う反省会を表すものだ。前線の兵士がライフルをきちんと分解して掃除をするまでの間、お湯をかけて武器の誇りや煤を流したことに由来する。今では、次の任務に応用できる反省点を出し合うチーム報告会すべてをこう呼ぶ。本書は私の職業人としてのホット・ウィッシュである。貴方の人生において、あなた自身の価値観を土台にしてパフォーマンスをさらに高めるために、私が学んだことを一部でも役立ててほしい。私が学んだこととは、幹部1人ひとりを、組織の価値観と使命を高い品質で次世代に伝える指定生存者だとみなせるようになるためのFBIの手法である。そしてその手法を使えば、あなたと、あなたのチームでも同じことができる。私は、FBIのコア・バリューを守り、受け継ぐプロセスを【7つのC】としてまとめた。これこそが【FBI WAY】である。(はじめにから抜粋)■目次・1 コード(Code 規範)・2 コンサーバンシー(Conservancy:価値への共同奉仕)・3 クラリティ(Clarity:明確さ)・4 コンセクエンス(Consequence:結果責任)・5 コンパッション(Compassion:慈悲・思いやり)・6 クレディビリティ(Credibility:信頼)・7 コンシステンシー(Consistency:一貫性)■著者 フランク・フィグルッツィFBIの特別捜査官として25年勤務。米国の主要都市でFBI地方局の管理職を務めたほか、FBI主任監査官に任命され、数々の難しい内部調査を指揮監督した。その後、本部の補佐官にまで昇進し、FBIの中でも名高い防諜部の責任者となった。フェアフィールド大学卒業。コネチカット大学ロースクール修了。ハーバード大学ケネディスクール、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院の修了生でもある。現在は、NBCニュースの国家安全保障アナリスト。リーダーシップやリスクマネジメント関連の講師としても人気を博している。■訳者 広林茂