乳と蜜の流れるところ
あらすじ/作品情報
愛する人を「守る」とは、どういうことだろう。「心配させたくねえし、気遣われたくもない。」「私は今まで甘えていただけだったのよ。」すれ違うからこそ、私たちは言葉を尽くす。一緒にいたいから。――愛し方や愛され方がわからない大人たちに贈る恋愛文学。【あらすじ】かつての恋人・ルイを、自身の独占欲から深く傷つけたことを悔い、恋愛も縄も、向き合うことを避けて生きてきた緊縛師・渡海(とかい)。だが、ドイツでの仕事中、受け手としてステージに立つルイの姿を目にしたことで、もう二度と味わうことはないと思っていた後悔が疼き出す。「お前はなにを考えながら縛ってるんだ?」縄を教えてくれた師の一言が、忘れたくても忘れられない過去へと渡海を引き戻していく。「時間をくれないか?」二人の女性それぞれへの思いの狭間で揺れる男。「待ってる」今、隣にいる恋人。「じゃあ、お先に」過去に独占欲で傷つけた恋人。抱え続けた痛みの先で彼が向き合ったものとは――。大切にしたい人と向き合えなかった男の再生を描いた大人の恋愛小説。【作品について】表紙:佐藤恵里沙(Erisa Sato)日本写真芸術専門学校中退後、矢部六合市氏に師事。現在フリーランス。挿絵:純友良幸(Yoshiyuki Sumitomo)漫画家・イラストレーター。漫画、小説の挿絵、イラスト技法書の作例、webゲーム、スマホアプリのイラスト等を制作。【ご購入にあたって】本作には、物語の展開上、重要な官能描写・ソフトSMおよび緊縛描写が含まれます。過度な加虐表現はなく、あくまで登場人物の心理的な自立と信頼を軸に描かれています。シリーズを通した人間模様の結実を、お楽しみください。