「社員が主役」の会社はなぜ逆境に強いのか
あらすじ/作品情報
人を大切にする経営学会会長坂本 光司 氏 推薦これからは社員が主体性を発揮できる会社しか生き残れない!(著者からのメッセージ)社員が主役の会社づくり……。社員自ら会社を生まれ変わらせることができればこんな強い会社はない、これに勝る会社はない。本書の根底に流れているテーマは、「社員が主体性を発揮し、自分たちの会社を自分たちで変えていく」という唯一無二の想い。社員の意欲が上がれば、組織力も上がります。組織力が上がれば業績も上がり、まったく違った会社に生まれ変わる。何をキッカケに会社改革に向け組織が動き出したのか。個々人や組織の心理の変化、成果への道筋をつかんでほしい。この本では、「社員が主役の会社」をつくるための具体的な方法を書いています。「社員が主役の会社づくり」とは、社員や、会社のためだけでなく、経営者のためでもある組織改革の方法です。会社の持っている経営資源には限りがあります。現状の人的資源、すなわち今いる社員で、今まで以上の結果を求める最短の道は、社員を主役にすることです。自立的な成長軌道にたどり着く前の会社は、独りの経営者が隅々まで管理し、経営者の力で会社を伸ばしていくと言っても過言ではありません。しかし、会社が成長するに従い、経営者のやることは現場から遠のき、社員や組織の存在感が増してきます。会社の方向性は経営戦略によって既定されますが、次の成長軌道に乗ることができるかどうかは、社員の意欲や組織の質によって決定づけられることになります。人や組織が変わるには時間がかかります。あきらめずに働きかけ続ければ必ず人は応えてくれます。人や組織に「主体性」という変化の兆しが現れはじめると、それを火種にして加速度的に会社改革への好循環が生まれます。「社員の意識改革」「主体性の発揮」「組織改革」といった文言は、どうしても抽象的イメージで捉えられがちです。百聞は一見に如かず、百見は一行に如かずといいます。百の理屈より一つの実例、本書では可能な限り実例を示しています。社員が何に気づき、どのように意識改革や行動革新に至ったのか、何をキッカケに会社改革に向け組織が動き出したのか。個々人や組織の心理の変化、成果への道筋をつかんでいただくために、本書全体に実例を数多く紹介しています。常に根底に流れているテーマは、「社員が主体性を発揮し、自分たちの会社を自分たちで変えていく」という唯一無二の想いです。「社員が主役の会社づくり」その幹の部分を、多面的な角度からとらえていただき、皆さんの会社の改善の在り方を具体的にイメージしていただけたら幸いです。(はじめに より)■著者 志水克行