なぜ、社長は決算書が読めないのか――会社に金を残す数字の押さえ方
あらすじ/作品情報
「経営に関する数字を理解できているようで、できていない」の中小企業経営者のために、正しい損益計算書(P/L)、貸借対照表(B/S)の読み方、経営者が押さえておくべき管理会計の本質をわかりやすく解説。著者独自の、損益計算書(P/L)、貸借対照表(B/S)の読み方をはじめ、社長なら知っておきたい重要な経営指標の読み方、活用法を紹介。この1冊で、社長が今すぐ打つべき手、不況に強い財務体質の作り方がわかる。中小企業専門の税理士・会計士として40年間、中小企業の経営を会計事務所の経営者としての立場から見てきました。新しいお客さまに出会うたび、また数多くの経営計画セミナーや財務体質改善セミナーの講師として受講生に出会うたびに、ほとんどの経営者が数字をよく理解していないことを知りました。最初は、これは経営者の勉強不足から来るものだと思っていましたが、そうではないことに気づきました。中小企業経営者は誰からも、B/S、P/Lの目的や読み方、活用方法の仕方を教えてもらっていなかったのです。「月次決算書」と「経営計画書」を使って経営すれば、利益計画も実現し、財務体質も強くなり、絶対に潰れない会社にすることができるのです。本書を手に取られた経営者の方には、本書に書かれていることを実践して利益を出し、財務体質を改善し、社員と家族そして会社を取り巻く多くの人たちを幸せにする経営をしていただきたい。心からそう願っています。■目次・プロローグ 経営で求められるのは本質をすばやくつかむこと・第1章 「月次決算書」はリアルタイム経営に必要な武器・第2章 難しくない!「月次P/L」の正しい読み方・第3章 管理会計のもう1本の柱「月次B/S」の正しい読み方・第4章 精緻な資金繰りに欠かせない「月次C/F」の正しい読み方・第5章 社長が見るべき「経営指標」とその読み方・第6章 「自己資本比率の向上」こそ社長の最も重要な仕事■著者 古田圡 満(こだと・みつる)税理士法人 古田土会計 代表社員 公認会計士・税理士1952年生まれ。国内最大規模の中小企業のための会計事務所の所長。顧客数は約3700社におよび、「古田土式月次決算書」と「人を大切にする経営計画書Ⓡ」を武器に、会計指導と経営指導の両輪で中小企業を支援する。同業である会計事務所への指導にも力を入れている。著書に『熱血会計士が教える 会社を潰す社長の財務! 勘違い』(日経BP)、『経営計画は利益を最初に決めなさい! 』(あさ出版)などがある。■著者 川名 徹(かわな・とおる)税理士法人 古田土会計 執行役員 税理士京セラ株式会社で営業・マーケティングを経験後、2006年古田土会計グループに入社。数字をいかに見える形で経営に活かせるかを追求し、決算書が読める経営者を増やすべく奮闘中。中小企業向け財務コンサルティングやセミナー講師を行う。